「パリのカフェから広がる世界」

今年で25周年を迎えた、大好きな雑貨屋さん、キャトル・セゾンのホームページにパリのカフェについてのコラムを掲載させていただくことができました。パリのおすすめカフェについてはほぼ網羅していますのでパリのカフェに興味があったらぜひご覧ください。

予期せぬ出会いが起こるカフェ

 パリのカフェの研究を続けて気付けば10年以上。昨年にはパリの歴史的カフェや流行のカフェを20軒ほど巡るツアーも開催することができました。ツアーの最後の夜、若い人たちで賑わうオベルカンフのカフェ界隈をぐるりと歩き、予定していたカフェに足を踏み入れるまさに直前、ふっと何かが腑に落ちました。「そうか、つまり、カフェっていうのはコミュニケーションの場だったってことですね!」

 私たちが訪れたパリのカフェでは、飲食に加えて人間同士のあたたかみのあるコミュニケーションを感じる機会が多々ありました。飲食だけでなく、誰かとの思いがけないコミュニュケーションが合わさった時、カフェは他にはないあたたかな光を放つ場所になるのでしょう。

 パリでは今でも気軽に、誰かが誰かと声をかけあう、そんなシーンが存在します。街でも、電車の中でもマルシェでも、誰かと一言挨拶を交わし、じゃあまた、よい週末を!と言っている。都会だけれども人間味のあるあたたかさが感じられる街なのです。パリに住んでいなくても、カフェは誰にでも開かれていて、少しのお金さえ払えばいつまでも居られます。カフェのテラスというのは日本人にとっても、誰かと自然に話すことがしやすい場だと思います。今回は誰かとの出会いが期待できる、テラスのような雰囲気のあるカフェをご紹介してみます。

 

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時をこえて、芸術家たちの黄金時代へ

モンパルナスのカフェ、クローズリー・デ・リラ
モンパルナスのカフェ、クローズリー・デ・リラ

 2012年に日本で公開されたウディ・アレン監督の映画『ミッドナイト・イン・パリ』は、1920年代のパリに憧れる主人公が、その時代にタイムスリップする話。その頃のモンパルナスは、世界中からやって来た芸術家たちが仕事に励みながらもカフェや誰かの家に集って、日々語り合い、お酒を飲み、ダンスをしていたような街でした。せっかくの機会ですから私たちも、芸術家たちの集ったパリのカフェにタイムスリップしてみませんか。

 

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パリの素顔にふれるなら

シェ・プリュンヌ
シェ・プリュンヌ

 せっかくパリに行くんだったら、街を眺めるだけじゃなく、フランス人の素顔に触れていたい。そんな方にオススメなのが、現代のパリジャンたちに愛されていて、心地よい活気を感じられるカフェ。どこも自然体で気取らないのにセンスが良く、その店らしい個性があります。パリの今を感じていられる活き活きした雰囲気に身を置いていると、自分では思いもよらなかった何かがひょっこり生まれてくるかもしれません。

 

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パリのエスプリに触れるなら

 交差点ごとにカフェがあり、メトロの出口付近には3−4軒のカフェが隣り合わせになっているパリの街。
そんなにも選択肢がある中で、このカフェにする。その決め手は一体どこにあるんでしょう?料理が美味しい、店員さんの感じがいい、リーズナブル、様々な理由はあれど、決め手はやっぱり「あっちよりこっち!」という自分の感覚ではないでしょうか。店全体の雰囲気は、主人のこだわりや心意気、ギャルソンの人との接し方や、何に価値を置いているかで大いに変化するものです。エスプリを感じるお店には、隣にどんなにお店が並んでいても、つい足を運んでしまうもの。最終回では、パリらしい心意気に今でも触れられる、お手頃価格なカフェやビストロをご紹介します。 
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